リキの頑張った記録を忘れないように記しておこうと思います。
4月に入ってから、食欲も落ち気味で、20日頃からは立ってオシッコできなくなっていました。
月末には、膀胱炎を再発し、それは数日の注射で治まったものの、お水を飲む量も減り、どんどん弱っていくようでした。
毎年5月のGWに恒例になっていたコギ友の集まり。
今年は5月1日だったのですが、参加できなかったわが家のために、みんなが夕方にお見舞いに来てくれました。
この日のリキは、朝イチで胸水抜去。かなり濃い色の胸水でした。
でも、その前日より、少し元気もあって、半分眠りながら、元気なコギ友の事を感じていたと思います。
みんなの元気と応援をもらって、頑張っていたリキ。
翌日5月2日も朝イチに病院へ。 胸水は400cc。色も濃さも普通に戻っていました。
だけど、たくさん胸水が抜けた割には、この日は、昼間から呼吸がやや苦しく・・
シリンジでの栄養補給もお薬も嫌がるので、ムリには食べさせられず、、
お水もほとんど飲めず、オシッコもあまり出ないような状況になりました。
呼吸は時折、口をパクパクとさせたりもしたので、酸素吸入をしていました。
酸素ハウスは、狭くて動きにくいし、おまけに暑いので、マスクを使っていたのですが、
リキが顔を動かす度にズレてしまうので、、
夕方からは、ビニール袋を使って、頭だけを覆う簡易の酸素マスクを作って被せていました。
この方法で、酸素濃度も35%前後をキープできたので、リキも呼吸が楽そうで、夜もスヤスヤ眠れていたようです。
翌日5月3日の朝イチで病院に行った時には、酸素室から出たので、歯茎も白く、呼吸も荒かったので、先生も急いで胸水抜去処置をしてくれました。
胸水を抜いた後は、赤みも戻ってきて、割と元気になったリキ。
昼間も、酸素なしでも大丈夫なようになりました。
前日よりも調子良く、シリンジでの栄養補給も、お薬も食べ、お水も自分で飲んで、オシッコ&ウンチもしっかりと出ていました。
この様子だと、まだもう少し頑張れそうなので、、
リキの簡易酸素室を少し改善しました。
昨日のようにビニール袋を被せただけだと、ビニールが顔にかかって、ちょっとイヤそうだったので、支柱を組んでビニールハウスにしてみました。
ビニールの端を開けたり、密封したりの調節で、酸素濃度も30〜37%に調節できるし、
ゴハンやお水をあげたりするのも楽なので、これはいい感じでした。
そんな感じで5月3日の日中は過ぎ、
夜もスヤスヤとビニールハウスを被った状態で寝ていたのですが・・。
5月4日の、早朝4時頃。
ハァハァと荒い息遣いに気付いたので、暑いのかとアイスノンを巻いたり、ビニールハウスの密封度を上げたりしても、治まらず、、
鎮静剤を0.2cc飲ませると、ようやく眠り、、、ほっとしたのも束の間。
また5時頃には目覚めて、荒い息遣い。。。。
寝室からリビングに抱っこで連れてきて、より酸素濃度の高くなるように別の酸素ビニールを被せました。
これだと、密封度も高く、狭いので、すぐに酸素濃度40%を超えてくれます。
でも、45%までいっても、息の荒さは変わらず、、、
その息の荒さも、それまでと違い、息をする度に、ゼィゼィと雑音が混じるような感じで、、、
かなり苦しそうなので、6時20分頃、鎮静剤をさらに0.3cc追加。
すると、また少し落ち着いて、ウトウトとしだしました。
↑の写真はその時に撮ったものです。生前最後の写真となりました。
これなら、また病院に行って胸水さえ抜けば、何とかなるかも、、、
と、リキの様子を見ながら、準備していたのですが・・。
7時、またリキが急に苦しみだしました。。
被せたビニールも自分で取ってしまう勢いで・・。
さすがに、もうその時が近いと確信せざるをえない状況に・・。
ビニールの被りものをとってあげ、酸素マスクをあてがった状態で、
私と母とで、リキを抱きかかえ、、、
リキの体を撫でながら、、、話しかけ続けました。
「ありがとう、、大好きだよ、、よく頑張ったね、、、、、、」
どのくらいそうしていたか、、、
大きく波打っていたお腹の動きが止まったのが、7時17分。
そして、軽く痙攣、パクパクした口の動きが止まったのが7時24分でした。
亡くなる直前に、ウンチとオシッコが出たので、キレイにして、ブラッシングもしました。
穏やかな顔でしょう。ただ寝ているだけのようです。
7時に急変してから、呼吸は荒いものの、不思議と苦しそうな顔はしていなかったリキです。
もしかしたら、早い時点で意識はなかったのかもしれません。
8時には病院に出発する予定でした。
リキは、どこよりも大好きなお家で逝きたかったのかもしれません。。。
大好きなお家。。
ここ数年は、旅行などに出かけて帰宅した時、、
疲れてるハズなのに、家に入った途端に、嬉しそうに走り回ってました。
せっかく旅行に連れていっても、旅行中より帰った時が一番嬉しそうやなぁ〜と苦笑したものでした。
きっと今はまた昔のように、アイやランと、お家の中を走り回っているかな・・。
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